三百人委員会b-4329
: 陰謀家たちの超権力構造 ついに暴かれた秘密世界政府の“極悪"正体!
第1部 概説・三百人委員会(目的と手段;悪魔の一群)
第2部 コントロールの内幕(タヴィストック研究所;スタンフォード研究所)
第3部 麻薬取引の実態(狂気へ追いこまれる社会;中国アヘン貿易の真相;現代の麻薬ビジネス)
第4部 現代の植民地支配構造(統一世界政府への道;三百人委員会の権力構造;三百人委員会の世論操作;ウォーターゲート事件の真相)



第5回目の今回は、コールマンのいう「世界人間牧場計画」21項目のうち「3.世界の大宗教、特にキリスト教の壊滅を計画し、実行する。唯一自分たちの宗教だけを認める。」及び「15.信教の自由という思潮を世界中に輸出し既存の真摯な宗派、とりわけ我らがキリスト教の根底を揺るがす。」について考察してみたい。

 まず最初に申し上げたいのは、宗教は二つ存在するという点である。

 「布教をする宗教」と「布教をしない宗教」がそれである。

 西洋人や現代の日本人が、宗教というと思い浮かぶのはキリスト教・イスラム教・日蓮宗その他新興宗教といった「布教をする宗教」のイメージである。

 しかし宗教が自然発生した時点では「布教をしない宗教」しかなかったわけで、どの地域においても「布教をする宗教」が外部から入ってくるまでの間は、何れも土着の「布教をしない宗教」の下で暮らしていた(日本も仏教が入ってくるまでは同様)。

 つまり、「布教をする宗教」というのは本来の宗教の姿からすれば、ある種異端であり作為的な存在なのであって、何者かが何らかの意図を持って作り上げたものに違いないのである。

 事実、現在の新興宗教の多くは、経済的・政治的動機によって教団の勢力拡大を図るべく布教活動を行っているし、大航海時代のイエズス会などはスペイン・ポルトガルの植民地獲得の尖兵としての役割を担っていたのである。

 そのような「布教をする宗教」には次のような特徴がある。

(1) 布教先の住民を説得するために論理的・体系的な教義・教典を備えている。

(2) 強力な布教組織を持ち、布教先の住民が従わない場合に備えて戦闘・武闘要員も抱えている。

(3) 従来の土着宗教や他の「布教をする宗教」を排除するために、教義のうちに必然的に「不寛容性」を伴っている(排除しないと入っていけない)。

(4) 教義の説明をシンプルにし布教先の住民の理解を早めるため一神教の形式をとることが多い(土着宗教は一生かけて生活の中で自然に体得していけばよいのであるから「八百万の神」でも支障ない)。

 西洋人は典型的な「布教をする宗教」であるキリスト教・ユダヤ教・イスラム教の世界にどっぷりと漬かっていたために、宗教的に「不寛容」であり「教義」にはとても敏感である。

 それに対し、一般の日本人は「八百万の神」的な感覚を持ちあわせているために、他の宗教に対し寛容であり、宗教を論じる必然性をあまり感じていない。単に社会的な風習(七五三・結婚・葬式etc)のひとつとして、その儀式の外形のみを自分の所属する集団のメンバーと共有しているだけで、教義などどうでもいいのである。

 そのため、どうも「世界の大宗教、特にキリスト教の壊滅を計画し、実行する。唯一自分たちの宗教だけを認める。」などという大それたことを行わなければならない必然性が理解できないし、当然に眉唾と判断することになる。「そんなつまらないことに誰が命を賭けるのか?」「なんぼのもんやねん」てな話である。
 
 しかし世界には何世代にもわたり執念深く、命を賭けてキリスト教を滅ぼそうとする宗教勢力が確かに存在する。ここでは主な3つの勢力を紹介しておきたい。

 一つはユダヤ教の内にある。

 ユダヤ教は大きく3派に分かれており最大の勢力を持つものは正統派(オーソドックス)と呼ばれているもので、「世界人間牧場計画」の陰謀とは無関係の普通のユダヤ人が属している教派である。これに対し残る2派改革派(リフォーム)と保守派(コンサバティヴ)のうち改革派こそが「世界人間牧場計画」の本丸であると考えられている。

 17世紀のシャベッタイ・ツヴィに始まる改革派は元来グノーシス主義的なオカルト思想を特徴としており、18世紀に入りロスチャイルドの支援を受け、同じくロスチャイルドがイエズス会士ヴァイスハウプトに命じて創設したイルミナティと共にその運動の担い手となって行った。

 その秘密結社イルミナティは、1784年にバイエルン政府により摘発された。バイエルン政府が、その捜査結果をもとに、キリスト教を含む世界の大宗教の壊滅を図るそのおぞましい計画の全容を記した「イルミナティ組織による原文書」を公式に作成・公開し、各国の指導者宛送付したことは紛れもない歴史的事実なのである。

 もう一つは、何とローマカトリック内にある。

 表面的にはローマ教皇の強固な藩屏とされるイエズス会であるが、イルミナティ創設者ヴァイスハウプトの出身母体であること、カトリックの教えに反し妊娠中絶・同性愛を容認していること等から、ローマカトリックを内部から侵蝕することを使命としたルシフェリアンの一派であると考えられる。
 
 また会士には多数のマラーノ(スペインの改宗ユダヤ人、苛烈な異端審問のため意に反して改宗した者が多い)が含まれているとも言われているのも気になる。

 彼らイエズス会によるキリスト教の破壊が如何なるものかについては、300人委員会メンバー「ジョセフ・レツィンガー」がベネディクト16世として現教皇に据わっていることが全てを物語っているのである・・・。

 最後の一つは、共産主義(特に世界同時革命主義)である。

 彼らは唯物論を推しているだけで宗教ではないのではないかとお考えの向きもあろうが、唯物論の持つ「無神論」という側面は宗教的観点からも立派に評価できる。

 ルシフェリアンが悪魔崇拝教が全てを支配する世界を作るに際して、如何にも科学的であるかのような外観を取る共産主義(特に世界同時革命主義)思想で若者を洗脳し、この世に神などいないのだという無神論を刷り込むことで、既存の宗教に打撃を与えようとしてきたのである。

 ご存知のとおりこの世界同時革命主義の首魁はトロツキーであり、スターリンはこれを殺すことによって世界同時革命の流れを押し留める役割を果たした(動機は自己保身からであろうが)。

 ルシフェリアンは、以上の宗教的勢力を使嗾し、次のような手法を複合的にもちいながら非ルシフェリアン(ルシフェリアン以外のユダヤ人を含む)から宗教を奪い去り、その「宗教の砂漠」の上に、支配者たるルシフェリアンだけに許される秘儀に彩られた悪魔崇拝教を唯一君臨させようとしているのである。

(1)全ての非ルシフェリアンたちに戦争・災害・疫病・貧困・飢饉・社会的迫害など「これでもか」というほどに過酷な運命を与え、この世に絶望させ、非ルシフェリアンたちが信じる神がいかに無力であるかを思い知らせる。

(2)この世に神などいないのだということを、共産主義思想など相当に体系化された理論で洗脳しながら、確信させる。

(3)麻薬・異常性欲・ギャンブルなどの退廃的な文化を蔓延させ宗教心を支える健全な道徳観を破壊する。

(4)拝金主義を横行させ、ルシフェリアンが既に完全支配している「金」のみが唯一の「価値」であると信じ込ませる。「金」の土俵でルシフェリアンと相撲して勝てる者はいないため、ルシフェリアンの世界支配は磐石のものとなる。

(5)政治的・経済的欲望に塗れた「布教をする宗教」を蔓延させ、宗教そのものに対する不信感・嫌悪感を増大させる。

(6)コールマンのいう「世界人間牧場計画」21項目のうち「15.信教の自由という思潮を世界中に輸出し既存の真摯な宗派、とりわけ我らがキリスト教の根底を揺るがす。」ということである。憲法に定められた「信教の自由」は、その法的強制力により、地元に根付き習俗・文化と一体化した土着の宗教をまさに生爪をはがすが如く剥き取ることで、その跡に「無神論」や歪んだ「布教をする宗教」を移植するための下地作りの役割を果たすのである。
 
 今回の東日本大震災テロは、300人委員会の立場からすれば、上記の(1)の役割を果たしたことになる。

 東日本大震災テロのベースはあくまでも米国軍産複合体及び国際金融資本による「カツあげ」であろうが、ルシフェリアンがこれだけ大掛かりなテロを仕掛ける場合には、複数の目的が重なり合っている場合が多いのである。

 被害に遭われた皆さんを表現するのに「全てを失った」と一言で片付けてしまいがちであるが、一つ一つを書き上げて見るとよくわかる。「両親」「兄弟」「子供」「友人」「家」「自動車」「職場」「故郷」「未来」・・・いくらでも挙がってくる。

 この絶望的な状況を目前にしながら、菅内閣は「故意」に復興事業を遅らせることによって、口先ばかりのきれい事で実は誰も手を差し伸べてはくれないという、現代の日本社会の「当たり前」を思い知らそうとしている。

 また菅内閣は、ルシフェリアンの命ずるまま、日本列島を放射能汚染のフィールドワークの場にして、関東圏を含め何千万人もの日本国民に放射線障害(奇形・ガンetc)の地獄を「故意」にもたらそうとしている。
 
 殊に福島県内の小学校や幼稚園の被曝限度を年間20ミリシーベルトと設定するなど言語道断である。
これが如何に危険なことかは、放射線安全学の専門家で内閣官房参与の小佐古氏が「とても許すことができない」と非難した上で、自分の将来を棒に振って辞任したことからも確信できる。

 さらに菅内閣は、この東日本大震災を口実に増税(殊に消費税)を図ろうとしているが、まさに狂気の沙汰である。

 100兆円に達するであろう今回の復興費用を増税だけで間に合わせることは到底不可能なのであるから、「米国債を売らない」「国債発行を見送る」となると、答えは一つ「現在の水準までには復興しない。させない。」ということになる。こうして日本はルシフェリアンたちの描いたシナリオどおりに衰亡の道をたどることになる。

 まさに、神も仏もないこの地獄は、実際に被害に遭われた方々ばかりでなく、それを傍観する我々の身にも、ルシフェリアンの手先達にも間違いなく降りかかってくるのである。

 ここで忘れてはならないのは「我々は神仏により予め救われた存在である」ということである。

 今、神仏の掌の上で「ルシフェリアンを含めた我々」は試されているのである。





 第6回目の今回は、コールマンのいう「世界人間牧場計画」21項目のうち「4.マインド・コントロールやブレジンスキーが提唱する「テクトロニック」によって、人間を管理、コントロールする手段を確立する。」について考察してみたい。

1.マインドコントロール

 まずはマインドコントロールについてであるが、この概念が注目されだしたのは、1978年の有名な人民寺院事件である。

 人民寺院は、教祖のジム・ジョーンズが1963年にカリフォルニアに設立した有力なカルト教団で、政治家・財界人にも多くの支持者がいた。当初は黒人差別撤廃を看板に活動していたが、何故か1973年にガイアナの密林地帯に信者ともども本拠を移し、1978年のレオ・ライアン下院議員訪問に際して議員一行を殺害すると共に、子供を含む信者914名が集団自殺(他殺も含む)したというショッキングな事件であった。

 この事件を心理学的観点から分析していく中で、一見本人の自由意志に基いて判断しているように見えても、実は外部の影響により一定の行動を取らされているという現象が明らかになり、「マインドコントロール」という概念が認知されるようになった。

 日本でも山崎浩子の統一教会脱退騒動をきっかけに一般に知られるようになった。

 また、危機を演出し世論を誘導する巧妙な大衆マインドコントロールによって主戦論を喚起し米国が仕掛けた戦争は数多い。主なものを列挙してみると

 米西戦争←メイン号事件

 第一次世界大戦←ルシタニア号事件

 太平洋戦争←真珠湾攻撃

 ベトナム戦争←トンキン湾事件

 湾岸戦争←イラクのクウェート侵攻(これも米国の謀略)

 イラク戦争←911テロ

 これらは皆マスコミを利用した「世論調査」等のマインドコントロール技法の成果である。日本でも小泉政権以降の政局において「大成功」を収めているのはご存知のとおり。

 そして、さらに恐ろしいのは音波や電磁波によるマインドコントロールである。

 まず、音波によるマインドコントロールの研究は、集合的無意識といった超心理学の研究の一環として旧ソ連において早くから行われており、コールマンの「300人委員会」の中でも次のように紹介されている。

 人間をコントロールするためのサブリミナルな命令「メッセージ」の注入は、音として人体には純粋な雑音にしか聞こえない「ホワイト・ノイズ」や音楽という伝達媒体が使用される。この媒体によって人間の潜在意識は、「メッセージ」すなわち命令条項を受容させられる。
 極低周波不可聴音(VLFIS)を利用した「ホワイト・ノイズ」や音楽は神経組織ではなく、骨組織を伝導してその個体に影響を与える(骨伝導原理を用いた携帯電話が一時期発売されていたことをご記憶の方もおられるだろう)。この種の音響を利用したマインド・コントロールから逃れるのは、不可能に近い。
 送られたメッセージを唯一完全に防御できるのは、完全身体保護(TBP)と称する方法のみであろう。人格をコントロールする「メッセージ」は遮断されない限り、顕在意識レベルを回避して、瞬時に人間の潜在意識を直撃し、結果はすぐさま現れるのだ。

 次に、電磁波によるマインドコントロールについてであるが、こちらも旧ソ連において研究が進んでいた。用いられるのはELF放射線と呼ばれる電磁波で、細胞膜の性質や神経伝達物質の働きを変化させ、抑うつ症状の原因となるコリン作用性ニューロペプチドの分泌を促進させる効果が確かめられている。

 コールマン氏の別の著作では、同様の研究に関する米国海軍情報局(ONI)のレポートの要約が紹介されており、ELF場(9次元に存在する)に入った「被験者」に次のような変化を引起すと記している。

(1) 時間認識の変容
(2) 動物胎児における障害および変性
(3) 老化過程の促進
(4) 骨の成長の抑制
(5) 人体の免疫過程への影響による発病
(6) DNA処理過程への影響
(7) 細胞の破壊
(8) 睡眠の誘発
(9) 人間の脳波への影響
(10) ホルモンレベルの変容

 ここに記述されているような方法を使って、特定の人物をうつ状態にし自殺に追いやったり、社会的に影響力のある人間に特定の思考性向を植え付けたりすることが技術的に可能になっているのである。

 日本の政治家や、ネット界の著名な人物で、行動・発言が不自然な(端的に言えば狂っている)者(誰とは申しませんが・・・)がいたら、こうした恐ろしい仕組みの犠牲者となっている可能性もあるということである。

 実は人民寺院事件に、こうしたマインド・コントロール実験が関係しているという説もある。

 なおソ連の超心理学研究の成果について一般向けの解説をソ連が公式に行ったものとして旧ソ連大使館が発行していた「今日のソ連邦」1990年5月号(確か最終号)中の記事がある(ソ連邦崩壊のどさくさに記事にしてしまったようだが、何せソ連政府のお墨付き)。マインドコントロールそのものを解説したものではないが集合的無意識の所在が高次元空間にあると明言している点が画期的(西側諸国では情報操作によりトンデモ学説扱いされる内容)で、ソ連の超心理学研究の先進性に驚かされる。

2.ブレジンスキーが提唱する「テクトロニック」

 後のカーター政権の安全保障問題担当補佐官で「民主党のキッシンジャー」ズビグニュー・ブレジンスキーは、1970年に刊行された論文集「BETWEEN TWO AGES」の中の「The Global Impact of the Technetronic Revolution(テクノトロニック革命の世界的衝撃)」という論文において、現在の高度な監視社会を予言する次のような指摘を行っている。

(1) 個人を社会的・政治的にコントロールしようとするようになる。
(2) 通常の個人データに加えて個人の健康状態や行動までを詳細に記録したファイルの完備が求められる。
(3) こうした情報は専門機関によって統括される。
(4) この専門機関が権力を握り、将来の社会的危機を予測し対策をたてるようになる。
(5) 今後数十年の間に独裁制への傾向が強まり従来の政治的手続(民主主義的手続のこと)を踏む余地がなくなっていく
(6) 世紀末にかけて「人間のように機能し思考能力を備えた存在(アンドロイド?)」の創造、マインドコントロール、遺伝子操作による問題がでてくる。

 現在主要先進国では、監視社会を支える技術的・社会的・法的基盤が複合的・多層的に連携・補完しあうことで、既に高度な監視社会が形成されてしまっている。
 そこでは「監視する者」と「監視される者」の間に顕著な情報格差が生じ、「監視する者」が持つその圧倒的な情報量は、政府・大企業といった支配層へのさらなる権力の集中をもたらしている。
 ブレジンスキーのいうように「独裁制への傾向」は明らかに強まっているのである。

 現在の監視社会を形作る様々な要素を分類整理すると次のようになる。
 この分野に関しては、ブレイクダウンすると相当の記述量になるため今回はキーワードのみを紹介するに留めたい(詳細は近日中に別途に論述する予定)。
 興味がおありの方はこれらキーワードをウィキペディアあたりで調べて見るとよい。ここまで監視の目が張り巡らされていることに改めて驚かされる。

(1) 技術的基盤
・インターネット
・情報端末
・モバイル通信技術
・大容量記憶媒体
・顔認識システム
・音声認識システム
・テキストマイニング
・ICタグ
・安価で高性能の監視カメラ
・DNA解析
・GPS
・テンペスト(電磁波盗聴)
・ハッキング技法(治安機関によるハッキング)

(2) 社会的基盤
・携帯電話網
・住基ネット
・エシュロン
・電子マネー
・twitter
・Nシステム(交通取締)
・taspo
・電子投票(米国)
・地図情報システム
・駐車監視員制度
・ネットショップ

(3) 法的基盤
・盗聴法
・ネット規制法(アクセス記録開示手続簡素化)
・児童買春・児童ポルノ処罰法・青少年保護条例
・愛国者法(米国)
・共謀罪(刑法改正)
・ミーガン法・ジェシカ法(米国・性犯罪者監視)

 では、この度の東日本大震災テロは日本の監視社会化にどのような影響を及ぼすのであろうか。

 一言で云えば、「日本版911テロ」という位置付になるということである。

 米国における911テロは、石油利権の確保等様々な目的を持っていたことが明らかになっているが、後の愛国者法に代表されるように、私権を規制し国家の統制を強める口実を作り米国の監視社会化を促進することが「300人委員会」的には最も重要な目的であった。

 東日本大震災テロは、米国軍産複合体及びユダヤ金融資本の「カツあげ」を主目的としたものであるが、副次的にはやはり日本における国家統制の強化を目的としていたものと云える。少なくともこれ幸いと、日本の支配者層が、その統制力をより強めようとすることは間違いない。

 その兆候は早くも、現れている。

 まず第一に「ネット規制強化法案」の閣議決定である。

 この法案は、コンピュータウィルス作成罪に関するものではあるが、次の4項目については、ネット上の言論を監視・規制する機能を強化することに繋がる。

(1) バックアップデータも一括して差押えることができるようにする。
 従来は差押さえる物理的な記録媒体を個別に指定する必要があったが、差押対象データを概括的に指定するだけで済むようになり検察側の手間が大幅に省け、気軽にデータの差押ができるようになる。

(2) データの所有者に差押対象データのコピー又は印刷を命じることができるようにする。
 サーバ機の操作は外部の人間が簡単にできる訳ではないため、所有者にコピー又は印刷を命じることができるようになれば、これまた検察側の手間が大幅に省け、気軽にデータの差押ができるようになる。

(3) データの所有者に電子計算機の操作その他の必要な協力を求めることができるものとする。
 (2)と同様の効果がある。

(4) 差押状がなくても裁判所を通さない「保全要請」という形で、通信の送信元、送信先、通信日時その他の通信履歴を30日間消去しないよう求めることができるものとする。
 裁判所を通さないで済むので(2)(3)と同様の効果がある。
    
 そして何とこの閣議決定は震災当日3月11日の午前中になされたのである。これは事前にテロの情報を入手していた菅内閣が、東日本大震災テロ後のネット世論の規制を意識して、テロ実行ぎりぎりに閣議決定に持ち込んだものとしか思えない。

 第二に、総務省から出た「ネットデマ削除要請」通達である。

 これは業界団体を通じて、インターネット上の地震等に関連する情報であって法令や公序良俗に反すると判断するものを自主的に削除することを含め必要な措置を講じるよう通達を出したものである。

 「デマかどうか」「公序良俗に反するかどうか」といった点については、裁判においても相当に高度な判断を要する部分であり、こうした重大な判断を、法的手続なしに一民間企業であるプロバイダの一存で決めてしまうというのは、言論の自由に対する明らかな侵害である。まさに米国の愛国者法に繋がる危険な動きといえよう。

 第三に、警察庁が4月1日に行った「東日本大震災に係る」7件の削除依頼である。

 これは、総務省から出た「ネットデマ削除要請」通達に連動してのものと受け取るべきである。

 具体的には週刊ポストの5月6日・13日合併号を参照いただきたいが、「原発情報 4号が本格メルトダウンで関東一円はできる限り西へ避難だって」という、その後の新たな情報からは、まさに事実ではないかと思われるものまで「風評」とされている。

 また、同じ週刊ポストの記事において、業界団体の社団法人テレコムサービス協会が、とある行政機関から「今回の地震が人工地震だとの誤った情報の書き込みが掲示されているので削除してほしい」との削除要請を受けた旨報道されている。

 もしこれが「風評」というなら、「人工地震でない証拠」を添付の上要請すべきであろう。地震波形ひとつとっても、自然の地震であるとは説明できるはずがない。

 特に今回の大地震が人工地震であるという事実は、日本の支配者層の多くが知っており、ほとんどの者は「怒り」「不快感」を抱いているに違いない訳で、あからさまに削除はできないのである(事実「テレコムサービス協会」は削除を拒否している)。

 いずれにしろ、このようになし崩し的に行政機関の恣意的な言論誘導を許すことは、ブレジンスキーのいう「GLOBAL GHETTOS・地球規模のゲットー(収容所)」に繋がる危険な兆候であり、簡単に容認できるものではない。

 次回に続く。
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陰謀者たちの階層 - 300人委員会の歴史

確かに、私たちの多くは、政府を動かす人々が、国内外の政治・経済問題を本当にコントロールしているわけではないことを認識しています。そのため、私たちの多くは、オルタナティブ・プレスや、私と同じように、米国がこれほど深刻な病気になっている理由を調査し、しかし必ずしも発見できないでいるニュースレター執筆者たちに真実を求めるようになったのです。このグループは、「求めよ、さらば与えられん」という戒めを常に守ってきたわけではない。私たちが発見したのは、人々は一種の暗い霧の中を移動し、自分の国がどこへ行こうとしているのかを気にすることもなく、常に自分たちのために存在すると固く信じていることです。これは、最大多数の人々が操られた反応であり、その態度はまさに秘密政府の手中にあるのだ。


よく、「彼らは」あれやこれやとやっていることを耳にします。"彼ら "は文字通り、殺人罪から逃れることができるようです。「彼ら」は税金を上げ、私たちの息子や娘を国のためにならない戦争に送り込んで死なせているのです。「彼ら」は、私たちの手の届かないところにいるように見え、視界から消え、もどかしく、彼らに対して行動することが適切であるかどうかは漠然としています。誰も「彼ら」が誰であるかを明確に特定することができないようです。このような状況が何十年も続いているのです。本書の中で、この謎めいた「彼ら」を特定し、その状況を改善するのは人々であることを明らかにする。


1981年4月30日、私はローマクラブの存在を明らかにし、それが300人委員会の破壊的組織であることを指摘するモノグラフを書いた。 このサイトは、この二つの組織について米国で最初に言及したものである。私は、この記事が奇想天外なものであると読者に騙されないよう警告し、私の記事と、イルミナティの秘密計画がその手に落ちたときにバイエルン政府が発した警告とを並列に並べたのである。ローマクラブと300人委員会のアメリカでの役割については、後ほど詳しく説明します。


1981年に発表されたこの記事は、その後、無名のフェリペ・ゴンザレスがスペインの首相になり、フランスではミッテランが政権に復帰するなど、多くの予言が現実のものとなっている。ジスカール・デスタンとヘルムート・シュミットの失脚、スウェーデンの貴族で300人委員会メンバーのオロフ・パルメの政権復帰(その後謎の死を遂げた)、レーガン大統領の逆転劇、300人委員会が目指すポスト工業化ゼロ成長のもとでの鉄鋼、自動車、住宅産業の破壊。