第1話 もうすぐ子どもが生まれる - #キルデミック覚醒2023 (山下安音) - カクヨム (kakuyomu.jp)

はじめに

 「もうすぐ、子どもが生まれる」との預言を受けた福田三枝。

彼女は、今、失われた10部族の一員として、淡路島の地に立っていた。彼女は、神との契約を交わしていた。新天地において、国造りを始めなさいと神は仰せられた。

「この地に幸を、生えさせたまえ。あなたの御国を生えさせたまえ!」

 初めに、神は天と地をお創りになった。神が「光よ、あれ」と仰せになると光ができた。神は無から、御言葉によって、創造の業をなさるお方であるからだ。

「この地に幸を、生えさせたまえ。あなたの御国を生えさせたまえ!我らに失われた御国を与えたまえ。我らの子孫があなたの御国で豊かな実りを約束される大地を与えたまえ」

 彼女の祈りは、ここ淡路の地に神の国が誕生すること。神は、もうすぐあなたは子を生むと仰せられる。神がお導きになった、ここ淡路のシオンの山に、福田三枝は、神の神殿を築いた。失われた10部族の繁栄のために。神との約束の地を現象世界で実現するために。

 その後、数年の歳月を経て、彼女は、とても小さな小さな人間の形をした子どもを産んだ。そのサイズは、妊娠12週の胎児。その小さな子どもは、神から授かった子どもであったので、人間の赤ちゃんにまで成長した。彼女の子どもは他の人間の目には見えない女の子として成長し、目に見えない神殿と共に、シオンの山で今も暮らしている。彼女らの食事は、天からのマナであり、宇宙から注がれる光を受け取る鉱物が見えない畑から幸の実を生み出していた。幸の実りは、親子二人が食べるに十分な量であった。福田三枝は、彼女の子どもとここ神の国で、ひっそりと暮らすに十分な幸を得ていた。彼女は、天寿を全うし、その神殿の地下に埋葬されている。女の子は、永遠の命を持っているので、今も、ここで生活をしている。彼女の魂は、天と地を見張る光だからである。

 神は、後に、ここ東経135度に、神の民を呼び寄せる計画を立てた。地球ガイヤの遺伝子とイスラエル民族のYAP遺伝子が破壊されそうになった時、神がお創りになったこの新天地に、神の民を集め、新文明を築かせるためである。その時が、今、ここに実現しようとしていた。



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彼らはなぜ日本人に同化していったか? 田中英道 文学博士 東北大学名誉教授 田中英道「秦氏ユダヤ人は日本に同化した」日本国史学会連続講演 田中英道(東北大学 名誉教授 文学博士、国際教養大学 前特任教授、ボローニャ大学・ローマ大学客員教授、国際美術史学会 前副会長、日本国史学会理事)による、講演の記録。 理事を務める日本国史学会の講演動画を公開しております。 動画内で使用されている資料につきましては、当日の会へご参加される会員にのみ配布させていただいておりますので、ご了承くださいませ。 - - ■日本国史学会設立にあたってのご挨拶 終戦直後、日本の歴史学界には、占領下の中で、民主主義の名のもとに、マルクス主義経済史観が非常な勢いで入りこんできました。 日本の歴史学はその中で形成されたといっていいでしょう。 現在では直接「マルクス主義」という名を聞くことはまれになりましたが、その残滓は確実に残っております。多くの学会の歴史観の基本となっており、そのため今の若手研究者でも、無意識のうちに、特定の方向性に導かれてしまっております。 したがって、それらと史観を異にする学会がつくられなければならない、唯物論的な経済史観、階級闘争史観とは異なった日本史観による、あらたな日本の国史を形成し、議論する場としての学会をつくらなければならない、と強く感じ、「日本国史学会」を創設するに至った次第であります。