■デザイナーズフード 尿崩症治療プロトコル

 浸透圧で、血管内に水分を保持してくれているのは、アルブミン(たんぱく質)とナトリウム。ナトリウムやカリウム、カルシウムのバランスを保ってくれているのは、マグネシウムなので、マグネシウムを充足させたうえで、発酵塩である味噌や醤油をたっぷりとるように心がける。

 たんぱく質は、通常の代謝では、体重×1g が必須栄養素で、60kgの人は、60gである。しかし、感染症対策や体内の代謝で体液ではなく、血液中にタンパク質を保持して、水分を保持する尿崩症では、タンパク質摂取を強化する必要がある。

  分子栄養学や遺伝子栄養療法で言われている、ビタミン、ミネラル、たんぱく質、脂質の充足は、サプリメントではなく、乳児の粉ミルクで総合栄養を補充するように心がける。三浦綾子さんは病弱で、栄養摂取に、この粉ミルクを推奨していた。成分表を見ると、新生児向けの粉ミルクは、優れた総合栄養を備えている。体質に合わない人もいるかもしれないが、試してみる価値はある。乳糖分解酵素を持たない乳糖不耐症の人はこの選択肢は使えないだろう。しかし、マイクロバイオータ―は、食材を試していると現れてくることがある。玄米の消化酵素を持たない外国人でも玄米に適応できるようになるからだ。マイクロバイオータ―(体内の共生菌)は、育てていくもので、彼らは体内環境から出現してくる新生のメカニズムも持つ存在なのだ。

 サプリメントには弊害がありすぎるので、サプリメントは、修復的医学では推奨しない。デザイナーズフードで、天然の効能と自分の遺伝子との兼ね合いで、結果が出ている天然食材を採用する。これには、自己自身による人体実験と医学的なデーターで遺伝子栄養をつきとめていくという作業が必要。最も、コスパが高いのが、コスミック・アーシング瞑想で、自分の魂と創造主との対話を通じて、教えてもらいながら、真理に到達する力を養うこと。これにより、医学的なデーターなどはとる必要がなくなる。

 ホルモン異常の治療プロトコルは、まず、ファスティングで体内のゴミを処理すること。次に、糖質選択で、優れた糖鎖をつくる糖質のみでの糖質を選び出し、過剰にインシュリンを分泌させないようにすることが必要不可欠。一食で過剰な糖質をとると、膵臓に負担をかけるのみならず、肝臓にもその代謝残物の処理が回ってきて代謝に負担をかける。その結果、食後に眠気が襲い、睡眠による代謝渋滞を解消しようと、体内のメカニズムは動くのである。一食での糖質制限は必須で、このため、一食分を分散してとるようにしたり、おやつも過剰でなければ、問題はない。糖質代謝と他の栄養素との代謝メカニズムに負担を及ぼさない、個体差のある遺伝デザイナーズフードを見つけ出すことが、人生のパフォーマンスを上げるメリットを享受する道だ。ある人は、一食生活が理想となる場合もあるだろう。代謝残留物を残さない循環の確保の仕方は、遺伝子や代謝の条件によって、変化するのだ。一食生活のデメリットは、体内のマイクロバイオータ―と共生しているので、彼らの餌が枯渇すると、彼らは、私たちの粘膜を食い破り、自分の餌を確保するので、これが病気の原因となるケースが多いこと。安音が、小食を進めない理由はここにある。