
2020年10月
◆天然循環療法、修復的医学による感染症対策 薬草風呂(セイタカアワダチソウ、ヨモギ、南天、茶の木)の活用。SDGs3S すべての人の健康と福祉を!
◆SDGs3S すべての人の健康と福祉を!
SDGs目標3の「すべての人に健康と福祉を」は、あらゆる年齢のすべての人の健康的な生活スタイルを、貧富の差や医療資源格差に関係なく、推進できることが課題となっています。
そのためには、天然循環療法、修復的医学の知恵を修得し、身近な自然素材の中から、自分にとって必要な薬草、マイクロRNAメッセージ物質を持つ天然食材の活用の仕方を身に着ける医食同源、医食農源の実践、家庭菜園と、地域の和ハーブ、野草などを活用でき、自分自身の体調を診断し、処方できる家庭医学の知恵が必要不可欠です。
私は、平和学研究者として、自然療法の世界的な知恵を集め、それらの理論体系を身近な天然素材に置き換えて、実践してきました。さらに、それらを天然循環療法、修復的医学の理論を確立しつつ、新生医学宣言として発表しています。
その基本概念を、ポイント20に絞ると、
①プライマルヘルス(母子の健康、胎児期から3歳までにプライマルアダブティブシステムという一生涯の健康の基盤を作る)の重要性。
②マイクロバイオームの多様性の確保
③酸化、糖化、炎症、腫瘍という病的状態に至らせない、もしくは、修復してバックアップする循環代謝機能の実践
④天然食材にあるマイクロRNAメッセージ物質の活用
⑤ハイジの皿(がん患者さんの食事療法、50%の野菜、20%良質のたんぱく質、30%全粒粉穀物、マイクロバイオータとの共生に着眼)
⑥薬草風呂の愛用。冷水シャワー(体温保持、ミトコンドリアを増やす健康法)
⑦循環代謝機能の修復には、オートファジーを機能させる間欠ファスティングの習慣
⑧各種デドックス実践法の習得。ミネラルとクエン酸の組み合わせ。朝の玄米、もち麦、梅粥は効果的。
年に一回は砂浴(1週間の断食に相当する)
⑨新型コロナウイルスによる間質性肺炎は、中医学では熱が籠る現象(炎症)と毒素が原因と考える。排熱解毒作用のある漢方ハーブが有効
http://provida0012.livedoor.blog/archives/7966566.html
⑩睡眠の質を高める知恵
A.1兆個の細胞のリモデリングを果たしている重要な時間
B.朝日サンゲイジング(朝日を直接見る)から14時間後に、松果体からメラトニンが分泌し始める
⑪効率的な運動療法は、経絡体操。
手と足の指の末端から心臓への流れ。経絡とリンパの流れ。
(血、氣、水のエネルギー循環体操)
⑫感染症予防、治療の栄養素は、ビタミンC,D、B、マグネシウム(600種類の酵素反応に関わる、にがりの愛用)、亜鉛、セレン、
⑬太陽光を浴びる(皮膚受容体基準は、全裸で20分)
ビタミンD合成による感染症対策
⑭水毒の排出(和ハーブブレンド茶、の愛用、ハーブ、茶、
ケラセチン配当体の多糖類により細胞の反応促進、腎の機能改善が見込まれる。水毒を貯めない生活スタイル。
⑮腸内細菌を腐敗させない。発酵体質、酵素反応。腸内フローラを整えるマイクロバイオータの餌に気遣う食事体系の確立
必ず、8時間以上の空腹を設けること(腸の蠕動運動には欠かせない)時々、16時間の空腹で排便を整える。
⑯感染症に強い食事療法は、玄米菜食(森下敬一博士の研究成果)
ミネラル摂取は、海産物の愛用。にがり、魚粉の活用
⑰換気の実践と呼吸法の実践(脳の活力)
人体は酸素を必要としている。マスク着用は、人体に危険!
⑱健康に貢献する空気と水と食への関心。環境の浄化に心がける
⑲オキシトシンの分泌
動物愛護、生き物との共生生活によるストレスの解消
⑳アンネの法則、語ること、書くこと、読むこと。ドリームマップを描くこと
21.65歳以上コロナ死亡者とインフルエンザワクチン、脳症ワクチン接種者との相関関係
ADE現象(抗体依存性感染増強)や、保存料、毒による体内生成メカニズムによるもの
韓国17歳インフルエンザワクチン死亡者から致死量の亜硝酸塩を検出。毒チンと毒農業に原因があるようだ。亜硝酸態塩を体内生成する作用機序
インフル予防接種で死亡の高校生、体内から毒劇物検出…遺族「無念晴らしほしい」請願=韓国
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韓国、インフルエンザワクチン接種による死者・異常症状相次ぐ? - ZAPZAP! https://zapzapjp.com/57315204.html
亜硝酸塩と硝酸塩は体内摂取後や調理によりアミノ酸と反応してニトロソアミンを生成する。
ニトロソアミンはWHOのIARCにより「おそらく人間での発がん性がある」に分類されている。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%9C%E7%A1%9D%E9%85%B8%E5%A1%A9 亜硝酸塩はハムやソーセージなどの保存食のボツリヌス症の予防の為、菌の芽胞の発芽を防ぐ目的で今でも添加されている[3]。硝酸塩は野菜などに自然に含まれ、摂取後に体内で亜硝酸塩へと変化する。特に肥料を必要以上に与えられると多くの硝酸塩を蓄積する。 その亜硝酸塩である亜硝酸ナトリウムに関して、過去に毒性の問題があるとされていたが、亜硝酸塩とタンパク質に含まれるアミン類が反応した時にニトロソアミン体となり、発ガン性が高いと指摘されている物質へと変化する。アミン類も食品にも存在するものであり、同時摂取は注意を喚起されている。 亜硝酸イオンがヘモグロビンの2価鉄を3価に酸化し、酸素運搬機能がないメトヘモグロビンを生成しメトヘモグロビン血症(ブルー・ベビー症候群)の原因となる[4][5]。 植物は硝酸態窒素のみしか、根から吸収して利用できないため、窒素固定菌がいない環境では生育できない。これを補うため、窒素肥料の中には硝酸態窒素が大量に含まれている。硝酸態窒素を含む肥料が大量に施肥された結果、ミネラルウォーターとして市販されている物も含む地下水が硝酸態窒素に汚染されたり、葉物野菜の中に大量の硝酸態窒素が残留するといった環境問題が起こっている。人間を含む動物が硝酸態窒素を大量に摂取すると、体内で腸内細菌により亜硝酸態窒素に還元され、これが体内に吸収されて血液中のヘモグロビンを酸化してメトヘモグロビンを生成してメトヘモグロビン血症などの酸素欠乏症を引き起こす可能性がある上、2級アミンと結合して発ガン性物質のニトロソアミンを生じる問題が指摘されている。
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体内で亜硝酸態塩を作る作用機序 人体の硝酸塩は野菜と水から摂取した体外起源の硝酸塩と,アミノ酸の一種であるアルギニンから合成された一酸化窒素(NO)から変化した体内起源の硝酸塩からなっており,体内起源の硝酸塩の生成量が野菜・水から摂取した量に匹敵することは驚きで ある。 硝酸塩は大半が腎臓から尿として排出されるが,一部は唾液に移行し,口中や腸の微生物により硝酸還元を受けて生成したアンモニウムイオン(NH4+)は生体に有毒であるので,肝臓で無毒な尿素に変換され,尿とともに体外に排出される。 2)飲料水中の硝酸イオンの含有量について各国の飲料水の水質基準は表1のとおりであり,おおむねその水準レベルは揃っている。欧米のデータでは人は硝酸塩を野菜から80%程度,飲料水から20%程度を摂取しているとされており,飲料水の寄与は少ないが,先進国では厳しい水質基準が定められている(表1) 。 3)人の体液に含まれる硝酸塩類濃度について 体内の主な体液中に含まれる硝酸塩類は尿中に最も多く,次いで胃液や唾液,気管内液に多く含まれる。また血液に乗り全身に運ばれ,汗にも存在している。体液中の亜硝酸濃度は低いが,唾液には高い濃度で含まれ,胃液には極端に少ないことが特徴的である(表2) 。 4)唾液中の硝酸塩の動向(亜硝酸の生成) 口中の舌下腺,耳下腺,顎下腺から分泌された新鮮な唾液には亜硝酸塩はあまり含まれていないが,唾液が口中に放出された後に,口中に棲息しているアクチノマイセス属などの嫌気性菌によって硝酸イオン(NO3−)は亜硝酸イオン(NO2−) に還元され,亜硝酸塩濃度は増加する。 ある濃度以上になると,亜硝酸塩が持つ殺菌力でアクチノマイセス菌などの活性が抑制されるので,投与する硝酸塩量が増加しても,それに比例して口中の亜硝酸塩は増加しない(表3) 。 唾液は口中に棲息する微生物を殺菌する効果を持つので,虫歯菌の生育を抑制していると考えられ,また,犬が傷口を舐めたり,母犬が仔犬を舐めるのは本能的に唾液の殺菌効果を知っているのだろうと思われる。 ある種の殺菌剤入り口内洗浄剤で口腔を洗浄すると,硝酸塩から亜硝酸塩を生成させる口内細菌も殺菌されるので,硝酸塩投与後の血漿中の亜硝酸塩濃度は100分たっても上昇せず,2%程度に留まることが報告されている(図2) 。 また,この口内洗浄剤を1日に2回使用したところ,血圧が2〜3.5mmHg高くなったという報告がある。血圧が2mmHg上がるごとに心臓発作で死亡するリスクは7%高まり,脳卒中は10%高 まるという(ロケットニュース24 / SOCIOCORPORATION) 。 一般的には口内洗浄(消毒)が血漿中の亜硝酸濃度に関係することはあまり知られていないが,口内洗浄剤メーカーは添加する薬剤には注意を払っているようである。やみくもな口内消毒は必 ずしも健康管理によい結果をもたらさない。 5)胃液中の硝酸塩と亜硝酸塩の動向(一酸化窒素“NO”の生成) 1.5L/日も分泌されているといわれる唾液とともに胃に入った亜硝酸塩は胃液中にはほとんど存在しなくなる(表4) 。これは胃酸(pH1〜1.5の塩酸酸性)によって亜硝酸塩は化学的に一酸化 窒素NOに変化するためである。発生したNOは体液に溶け込んで体内に拡散する。 体内でNOが生成する経路には,口内細菌の働6)NOのピロリ菌に対する作用について(病原体に対する生体防御) 50歳以上の日本人の胃はピロリ菌(ヘリコバクターピロリ)に感染しているといわれている。ピロリ菌は胃の表層を覆う粘液の中に棲みついて,胃がんを引き起こす可能性が高いタバコと同じ「発がん因子クラス1」と認定されており,危険である。胃の中でNOはピロリ菌を殺菌し,胃がんの発症を抑える働きをしている。ピロリ菌感染率が高いといわれている日本人は意図して硝酸塩を摂取することは健康を維持するためにも重要である。 ピロリ菌は自らが体外に分泌する尿素分解酵素ウレアーゼで胃液に含まれている尿素を分解し,作り出したアンモニアで胃酸を中和して強い胃酸酸性環境を生き延びている。この反応は肥料である「尿素」が土壌中で分解される反応と同じ機構である。胃で発生した透過性の高い気体のNOはきで生成したNO2−から生成する経路とNO合成酵素(NOS)の働きでアルギニンがシトルリンに 変化する際に生成する経路があり,相互補完的に体内にNOを供給している(図3,図4) 。 NOは細胞間の情報伝達,病原体に対する生体防御,血管拡張作用の効果などを体内各所で発揮している重要な化合物である。NOは最終的にはNO3−になり体外に排出されるが,もともとは気 体であるので呼気とともに体外に排出されるものもある。 ピロリ菌の防御網を通り抜けて,ピロリ菌を退治する(図5) 。 7)NOの狭心症を軽減する作用について(血管 拡張作用) 20世紀初頭にイギリスの火薬工場で,週日の作 業中は何も起こらないのに,休み明けの月曜日の 仕事が始まるたびに頭痛やめまいに悩まされる工 員がおり,その症状を "Blue Monday" と呼んで いた。調査の結果,その症状は急な脳血管の拡張 による一過性のもので,月曜日からの工場勤務で, 新たにニトログリセリンに触れることが原因であ ることが判明した。 この症状はニトログリセリン分解 物質の一酸化窒素(NO)による血 管拡張作用によるものであることが 明らかとなり,図らずも,ニトリグ リセリンは狭心症の特効薬となっ た。「ブルーマンデー」という表現は 今日では休日明けで仕事や学校に行 くのが億劫になることを示す言葉と してよく使われているが,心理的原 因によるものが多い。 ニトログリセリンは体内に取り込 まれるとNOを放出するが,どうい った機構で血管が拡張するのか,こ の機構を発見したイグナロ,ファー チゴット,ムラド博士らは1998年 のノーベル医学・生理学賞を受賞し ている。図6のように,NO(一酸化 窒素)はグアニル酸シクラーゼとい う酵素を活性化して,環状グアニル 酸一リン酸を作らせ,それを利用し て酵素G−キナーゼが活性化されて,細胞内のCa イオンが減少し,血管平滑筋が弛緩されて効果を 示すようになる。細胞内のカルシウムイオン濃度 を低下させるのに,実に複雑な経路が関係してい ることに驚かされる。 8)硝酸塩は本当に危険か 食べ物に含まれる硝酸塩に対しては下記の2課 題が指摘されてきた。 1)乳児におけるメトヘモグロビン血症のリスク 2)成人におけるガンの発生増加の可能性 8−1)乳幼児におけるメトヘモグロビン血症に ついて 乳幼児に現れやすいメトヘモグロビン血症は唇 が青紫色になることからブルーベビー血症と呼ば れる。この症候はメチレンブルーの静脈注射で治 癒できる。胃酸の分泌が少ない乳幼児では胃液中 にNO2−が残りやすく,NO2−は血液中のヘモグロ ビンの鉄(Fe)と結合して酸素運搬能力がないメ トヘモグロビンとなるので,特有のチアノーゼと 呼ばれる症状が現れる。ヘモグロビンの中心にある
二価鉄(Fe++)がNO2−によって三価鉄(Fe+++) に変えられ,酸素が結合できなくなったものがメ トヘモグロビンである(図7) 。
多くのブルーベビー発症例を掘り下げてみる と,離乳時に飲ませる野菜ジュース調製時の衛生 管理の不徹底に行き着くようである。新鮮で清浄 な野菜と飲用可能な水(できれば湯冷まし)を, 清浄な器具でジュースにしてなるべく早くに飲ま せることが第一で,やむなく保管する場合は必ず 冷蔵庫に保管することで,メトヘモグロビン血症 の発症は防げる。亜硝酸塩のメトヘモグロビン血 症発症のリスクは,ちょっとした配慮で防止可能であり,世界的に見て,メトヘモグロビン血症の 発症は激減している。 8−2)成人におけるガンの発生増加の可能性に ついて 胃内部の条件下で亜硝酸塩は食品に含まれるア ミン類と反応して,N−ニトロソ化合物を生成す ることが確かめられている。ある種のニトロソア ミンを投与したところ,ネズミ類の肝臓と腎臓に がんが発生した研究があるが,実際の食品摂取条 件で人間の健康リスクとなるほどの量の発がん性 を示す特定のニトロソ化合物が生成し,がんが発 生するかどうかは明らかではない。 亜硝酸塩とアミンが出会う最初の臓器である胃 はpH1程度の強酸性であるのでニトロソアミン類 が作られやすく,胃はニトロソアミン類の影響が 現れやすい器官である。硝酸塩による人間の胃が んリスクの影響を評価するために行われた研究で は,硝酸塩と胃がんの間の相関は「なし」あるい は「発生と負の相関」と結論付けられている(表 5) 。 国立衛生試験所(Maekawa et al.1982)はが んを発生しやすいラットを使い,雄雌別に2.5%及 び5%の硝酸ナトリウムを餌に加えて2年間飼育 し,実験後すべてのラッ トを解剖して発がん性を 調べた。発がん性は認め られず,造血器官の腫瘍 は有意に減少したとの報 告もある。同じ結果が亜 硝酸塩についても確認さ れている。 EUと米国で人間につ いての硝酸塩と胃がんの 関係の有無を調べる疫学 調査が行われ,EUでは 「全般的に見て,硝酸塩 に関する広範な疫学調査 は人間におけるがんのリ スクとの関係を実証でき なかった(1995)」 。米国 では「疫学データから体外からの硝酸塩摂取と人間のがん発生の間に直接 の関連があることを支持していない(1995)」と いう結論に達している。また,この研究から得ら れた大切な答えは,がんの要因は硝酸塩に晒され ることが多いか少ないかではなく,食事に野菜や 果物が多いかどうかということであった。野菜に 含まれるビタミンCは体の中で有用な働きをして おり,不足すると,がんの発生に対する抵抗性が 減少しても驚くべきことではない。 野菜から摂取する量に匹敵する硝酸塩が体内で 生成されることが明らかになっているのに,野菜 からの硝酸塩のみを取り上げて悪者にするのは不 整合である。「野菜と果物を多く摂取することは, 全てにおいてとまでは言えないが,多くの部位に おいて発がん性のリスクを減少させることに関連 している」という結論に達している。 (本項はリロンデル著・越野訳 硝酸塩は本当に 危険か(農文協 2006)から引用) 9)最新の硝酸塩類の有用性についての研究 口中の微生物の働きで硝酸塩は亜硝酸となり, 胃に入って胃酸の働きでNOとなる。また,体内 では一酸化窒素合成酵素の働きで,アルギニンか らNOが作られる。最近,生体には適度な量の亜硝 酸が必要であることが明らかになってきた。NO2− を経て体内で日々作られているNOは,循環器系 における情報伝達物質として,血管を拡張し体の すみずみまで酸素や栄養素が運ばれるように働い ている。また,NOは血球やコレステロールが血 管壁に付着して血管が狭くなるのを抑制し動脈硬 化の予防においても重要な働きをしている。さら に,免疫系における生体防御や細胞の自死(アポ トーシス)の抑制においても重要な役割を担って いる。 NOは通常は体内で絶え間なく作られているが, NOの供給が遮断されると生体内では様々な障害 が惹き起こされる。このときに,食事由来の硝酸 塩から生成したNOはその補給に一役かっている。 NO欠乏と関連した症状に対する新しい治療法と して,経口的に亜硝酸塩を投与して体内でのNO 供給が円滑になるようにする処方もあるようだ。 食事はカロリー確保のためだけではなく,定期的 な硝酸塩の補給の役割も担っていると言える。9−1)硝酸塩が果たしている役割についての研 究 琉球大学大学院医学研究科薬理学講座の筒井教 授の研究グループは,食餌中の硝酸塩/亜硝酸塩 の長期不足が代謝症候群を引き起こすという仮説 を検証するため,1週間から22ヶ月にわたり硝酸 塩/亜硝酸塩が検出されない飼料を与えたマウス と通常飼料を与えたマウスの生育を調査した。硝 酸塩/亜硝酸塩が検出されない飼料を3ヶ月間与 えられたマウスでは内臓脂肪蓄積,高脂血症,耐 糖能異常が,18ヶ月間与えられたマウスでは体重 増加,高血圧,インスリン抵抗性,内皮機能不全 が,22ヶ月間与えられたマウスでは,心血管死が 引き起こされた(図8) 。この研究成果は食べ過ぎやカロリー過多ではな い状態での代謝症候群発症の要因となる食事成分 の世界初の同定であり,また,明確な科学的証拠 をもって野菜の摂取が代謝症候群抑制に繋がるこ とを明らかにした研究である。 本研究の結果をヒトにあてはめると,硝酸塩類 の摂取が不足する生活を続けていると高齢になる に従い血管機能が悪化し,突然死にいたる恐れが 増えることを示唆している。野菜類から摂取した 硝酸塩は重要な役割を果たしている(図9) 。 最近の研究では心筋梗塞患者に投与されている 有機薬剤に変えて,無機硝酸塩を投与する研究が行われている。硝酸塩は虚血部位に 一酸化窒素(NO)を特異的に産出さ せること,有害な作用がないこと, 食材由来成分であることから,治療 効果が注目されている。硝酸塩を豊 富に含有するビートルートジュース の2時間〜15日間の短期投与によっ て有意な降圧作用が認められた報告 があり,その効果を謳った「ビート ジュース」が海外では市販されてお り,日本でも輸入販売されている。 海外のように耳目を集めるには至っ ていないが,日本でも2018年9月に ビート飲料「極 赤汁(レッドファ ーム社)」が機能性食品として認可さ れた。「本品には硝酸塩(硝酸イオン として)が含まれる。硝酸塩は水に 溶けると硝酸イオンとなり,硝酸イ オンには血圧(拡張期血圧)を下げる機 能があることが報告されている」と明記 されている。 とかく悪者扱いばかりされてきた硝酸 塩であったが,その体内での働きについ ての新しい有用な知見に基づいた硝酸イ オンの効用を公にした,飲料業界初めて の硝酸イオンについてのポジティブな情 報発信である。 9−2)亜硝酸塩が果たしている役割に ついての研究 徳島大学大学院医歯薬学研究部 薬学 域医薬品機能生化学分野の土屋教授の研 究グループは亜硝酸塩が体内で果たして いる役割についての研究を行っている。胃に入っ たNO2−は胃内でその濃度が減少すること,NOガ スの発生が起きていることが証明され,また,胃 酸の分泌を抑制すると胃内のNO2−の濃度低下が 抑制されることも報告されている。NO2−はNOの 供給源として働くだけではなく,亜硝酸塩そのも のが生理活性を示すことが明らかとなった。 NO2−は体内でNOに変化し,血管拡張による高 血圧症ラットの血圧上昇を抑制する血管拡張作用 と腎障害発症のラットの腎障害を抑制する臓器保護作用を示すことに加えて,亜硝酸そのものが肝 臓での脂質合成機能を抑制する効果と肝細胞の糖 新生を抑制する酵素を活性化し,糖・脂質代謝改 善作用を示す効果を持つことが明らかとされてい る(図10) 。 薬理分野では,体内でのNO2−とNOが果たす効 能の研究が多数行われており,最先端の解析技術 を駆使して,NO2−とNOの存在意義が明らかにさ れている。 動物性食品を控える食事スタイルの菜食主義が血圧値にどれだけ影響するかを国立循環器セン ターが調査した(2014) 。菜食によって,平均し て最高血圧(収縮期血圧)は6.9mmHg,最低血圧 (拡張期血圧)は4.7mmHg,それぞれ低下するこ とが判明した。収縮期血圧を5mmHg下げただけ でも,心筋梗塞では14%,脳卒中では9%,発症を 減らすことができると言われている。 10)硝酸塩についての国の考え方の改定について 農水省は優先的にリスク管理を行うべき有害化 学物質のリストを2016年1月に改定 した。特筆すべきことは,2010年 12月に示されていた管理を行うべ き有害化学物質に指定されていた硝 酸性窒素が削除されたことである。 最新の科学的知見,国内外の動 向,関係者の関心度等を考慮の上, 優先リストを見直し,現時点で健康 への悪影響や中毒発生の懸念が低い 硝酸性窒素について,優先的なリス ク管理の対象から外された(農水省 プレスリリース) 。この変更はNO2− とNOが体内で示す重要な働きにつ いての内外の研究の進歩に鑑みて改 訂されたものである。 野菜中の硝酸イオン含有量は,チ ッソ質肥料施肥量,土壌条件,気象 条件,作物の品種,作型,収穫のタ イミングなどの栽培条件によって変 動する。同一作物の産地が九州から北海道に移動 していく生産構造の日本では野菜の硝酸塩濃度の 変動幅は大きい。野菜に含まれる硝酸塩濃度に対 して,今後,どのような指針が示されるのかは議 論を待たねばならならないが,適正なチッソ質肥 料の施肥に努めることは言うまでもない。 作物にとっての硝酸イオンの必須性と人体内で の硝酸イオン由来の亜硝酸・一酸化窒素の効用に ついての薬理研究成果を一般の方々に知っていた だく,普及活動も同時に行われる時であろう。肥 料業界は硝酸塩類の体内における効用についての 情報発信に努める必要がある。 11)硝酸塩の評価の変遷と今後について 硝酸塩から変化した亜硝酸とNOが体内で重要な働きをしていること,野菜と果物を多く摂取することはすべてにおいてとまでは言えないが,多くの部位において発がん性のリスクを減少させる こと,野菜から摂取するのと同程度量の硝酸塩が 体内で作られていることから,これまでのネガティ ブな側面しか見られてこなかった硝酸塩について, 正しい情報に基づいた理解が高まることが期待さ れる。硝酸塩と亜硝酸塩についても,土屋教授の 提案は真摯に受け止めたい言葉である(図11) 。
◆地球環境にとって、今、最も必要なのは、①バイオ炭 ②フルボ酸、フミン酸(腐植土) ③竹酢、木酢、④ミネラル微量元素(海の砂、ジェット原石)⑤海藻酵素液。液肥
商品開発「フジミン」の会社
■森林資源を利用して量産化に成功した高濃度フルボ酸による環境改善技術とは?
当社では「土と水と緑に関する優れた技術を追求し、住みよい国土の建設と国民の福祉に貢献する『永遠の会社』を目指す」を企業理念に持ち、環境保全、防災・環境教育の取り組みによる社会貢献活動を実施しています。日本の森林は、スギ、ヒノキなどの人工林育成の担い手不足により、手入れが行き届いていない森林が顕在化し、公益的機能を発揮し難くなっています。このような環境改善に貢献するため、除間伐で産出された木質チップと炭の生産過程で産出される有機酸を利用し、森林土壌中には微量にしか含まれていないフルボ酸を高濃度に量産化する技術を長年にわたる腐植物質の研究によって確立しました。2013年には、高濃度フルボ酸を活用して世界でも稀にみる強塩類集積地である中華人民共和国の農地土壌の除塩に成功しました。そして、この技術を応用し、東日本大震災の津波によって壊滅的な打撃を受けた海岸林の再生にも、植栽基盤の改良という形で高濃度フルボ酸が2017年から活用されています。また、佐賀県の虹の松原では、保全活動で生じる松葉を活用して高濃度フルボ酸を生産し、海岸林の保全活動に貢献しています。
この技術は、「持続可能な開発目標(SDGs)」17のうちで、[目標2:飢餓をゼロに]、[目標12:つくる責任つかう責任]、[目標13:気候変動に具体的な対策を]、[目標14:海の豊かさを守ろう]、[目標15:陸の豊かさを守ろう]の目標に貢献する技術です。世界では、様々な悪環境により土壌改良を必要とする地域が多く存在し、塩類集積地だけでも世界の農地の4分の1を占めています。高濃度フルボ酸は、強塩類集積地での土壌改良実績があることから今後さらなる海外への展開が期待されています。
地球環境大賞顕彰制度の趣旨・目的
農協も農家さんも進める「フジミン」

「ミネラルの運び屋さん」 《日本ソフケンのフルボ酸》
能力その1 土壌pHを一定に保つ能力
土壌や作物のストレス緩和
土壌の酸性・アルカリ性変動を制御します。
能力その2 必須元素を吸収する能力
土壌養分の有効活用
植物への緩行的な養分補給を可能にします。
能力その3 生きた土壌を作る能力
自然な土壌を形成
微生物の活性化、通気性を高めます。
土壌の酸性・アルカリ性変動を制御します。
能力その4 養分の多量摂取、病害を抑制する能力
土壌病原菌の抑制
連鎖障害、塩基障害を解消します。
能力その5 土壌ミネラルをイオン化する能力
作物の肥大化と収穫量UP
作物へのミネラル吸収力をUPし、品質を高めます。
野村式燻煙熱処理
コレが『地力の素』の原料となる原鉱。フミン酸、フルボ酸などの腐植物質が高度に濃縮(70%以上)されている。北米を中心に世界中の農地やゴルフ場で広く使われており、日本では『地力の素』『カナディアンフルボ』『フルボ鉄』が有機JAS規格別表1適合資材である。◆これは、日本にあるジェット原石だわ
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フミン酸、フルボ酸、バイオ炭、微量元素の混合堆肥の手作り方法を研究中!次亜塩素酸水と竹酢、木酢に、竹チップや木のチップ、落ち葉(広葉樹、杉、ヒノキ、楠などの殺菌、抗菌、抗ウイルス作用のあるもののブレンド)、これらにビニールをかぶせて、太陽熱で、発酵、熟成を促す。次亜塩素酸水は、塩水から手作りできる。
ジェット原石は、四国の山に存在する。これらを組み合わせて、四国を聖地を取り戻す「土壌改良剤」を完成させるぞー
アルカリ化という技術について、詳しい方は、ご連絡下さい。
テラスマイル農園 テラスマイル土壌改良剤 開発中
0884-76-3524
costarica0012@gamil.com
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腐植物質はフミン酸とフルボ酸に大別され、フミン酸は一般に分子量が数万でアルカリ性水溶液に良く溶け、フルボ酸は一般に分子量数千で酸性水溶液に良く溶けます。なお、腐植物質の厳密な定義は、国際腐植物質学会(International Humic Substances Society=IHSS)によって定められています。
フルボ酸の精製方法はIHSS法(国際標準法)として確立され、フルボ酸水溶液を酸性(pH<2)としXAD樹脂に吸着後、0.1Mの水酸化ナトリウム水溶液で溶離し、陽イオン交換樹脂でナトリウムを交換(H+型)後、凍結乾燥します。泥炭、褐炭などに含まれている腐植物質の主成分はフミン酸であるため、十分な量のフルボ酸を得ることが困難な場合があり、フルボ酸の製造コストが高くなる要因です。
腐植物質は堆積層などに含まれるだけではなく、地下水にも含まれており、地下水からフルボ酸を精製することもできます。天然水中のフルボ酸を活性炭により吸着除去する方法ですが活性炭を高温で再生すると、フルボ酸は熱分解または熱変成されてしい回収量は望めません。このため多くのフルボ酸回収技術が提案されています。
フルボ酸鉄と相似のクエン酸鉄は、使い捨てカイロで創る
火山灰土壌に腐植が多い理由

◆寒冷期に強い農法研究。バイオ炭と腐葉土にはエビデンスあり◆理想の堆肥づくりのポイント(フミン酸)
寒冷期に強い農法を研究しています。バイオ炭と腐葉土にはそのエビデンスがあります。
冷酷な環境にも耐えられる栽培方法も研究しています。
冷凍解答の種には、RNAに優れた効能があり、可能性を感じています。
また、フミン酸の効能、腐葉土堆肥の設計にも関心があり、抗菌、抗カビ、虫対策への知恵が、日本農業を再生させるカギだと考えています。
世界の知恵を集めて、共有していくことが大切です。 ステビア農法には、可能性を感じます。
アイデアがあれば、教えてください。
落ち葉堆肥が最も、畑を健康的にするもの。①フミン酸パワー
落ち葉と草の堆肥に、抗菌作用のある分解の遅い、杉やヒノキ、楠を加えると土壌設計の治療効果があるものと閃きました。 分解が遅いのは悪いことではない。 ただ、杉のチップは、抗菌力がありすぎて、作物が育たない。 適量が必要ですね。
#現代農業
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「限られた時間で理解する事が 難しいので、質問します。 太陽黒点活動低迷にたいして、農業の生産性を上げる基本的考え方は 1.土つくりにおいては堆肥(植物性主体)で、ミネラル補給を整える考え方で良いのか? 2.植物生理については、幼児期から成長期を大きく分かれるとおもいますが、処方は変えるべきですか? 3.植物の管理方法については、何を一番重要視して捉えて行くと良いとお考えですか? 4.種屋の観点からどの様な種が望ましいとお思いですか? 長々と書き込みしましたが、目指すところが素敵ですので、本気で質問させていただいてました。 別枠の話しになりますが、山形で教えをいただいたポイントはこうです。 初期の植物の発根量をコントロールする事、黒点活動低迷期において有効で、 育苗期が大事で、ここで目指す品物が変わってきてしまうと、実践を交えて学んで来ました。 逆に、そちらにお邪魔すればその様な現場を見せて頂く事は可能ですか? 私が会長をしているタネ屋の会合がありまして、大勢にはなりますがそちらに泊まり込みでお邪魔して 圃場を見ながらの話し合いもありかと思いまして、失礼とは思いましたがご連絡した次第です。」
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私は、生産者として素人で、農地も成功には程遠いので、圃場見学には値しません。ですが、情報屋さんとしては、超一級の世界的な情報を持っていますので、寒冷期に備える農法の普及という目標を共有してくださる方とのコラボレーションを望んています。自然循環療法、修復的医学に寄与する自然栽培の知恵を創造主に求める日々です。そして、これに関する世界の情報を受け取ったメッセージを内観しつつ、実践しつつ、自然栽培の知恵を積み上げているという状況です。
私の研究のポイントは、
①土壌設計
②作物の育つ環境設計
③種のパワーを引き出す発芽方法
④イオン反応。寒暖差。作物に刺激を与える
今日は、③だけに絞ってお話しします。
偶然の発見なのですが、私の家では、もみ殻を積んだ所に、生活の生ごみを投入しています。もみ殻で生ゴミを隠すイメージ。すると、かぼちゃ、柚子、ニガウリ、きゅうりなどが次々と発芽して、そのまま育ってしまうのです。
畑の土の上に大量のもみ殻を積み上げているという環境で、土には届いていないのに。もしかして、もみ殻という環境が発芽条件にとって、好ましい何かがあるのかもしれないという発見に今年導かれました。雨が降る。籾は雨を吸収する。もみ殻の環境は、通気性、親水性、保温性も良い。この高い発芽率には、発芽条件にとって好ましい何かがあるようだ。
種まきの原理
種まきは、満月から新月の間の雨降りの前の日に必ず行う。この時期は、種が水を吸収する方向性にエネルギーが働くのだそうだ。種を蒔き終えた後は、もみ殻を部厚くマルチングする。ここでも、もみ殻が発芽率を高めているように実感する。種は、暗い条件を好むものもいるようで、完全に覆いつくしたもみ殻が、程よい温度や湿度を与えているのかもしれない。
自然栽培の人たちは、草マルチングを好むようだが、草マルチングは、害虫にとっての格好の住処となる。私は、もみ殻マルチングの方が、効果が高く、手軽であり、裏切らない種まき方法だと感じている。
「奇跡のバナナ」。 凍結解凍覚醒法をまねて、弁当箱に種と水と糖蜜を入れ、Tシャツで包んで、米とサトウキビの種を蒔いてみた。いきなり冷凍ではなく、数日の冷蔵を経て、冷凍し、解凍して、撒いてみた。 私の直観だが、糖と寒さが、種のDNAに覚醒を起こさせ、種のパワーを増すように思う。奇跡のバナナの研究では、RNA発現が高まるのだそうだ。
発芽の原理の研究を深めて、世界中の農家さんと共有することが急がれる状況にあると確信する。
種屋さんたちは、それらの情報を共有させていく大きな力になる人たちだと思う。 どうか、SDGs として、これらを日本と世界の農家さん、生産者さん、と分かち合うことに、力を貸してほしい。
イチゴや優良ブドウの種取りをして、家庭菜園で楽しむことは、禁止されていないのですね。
SDGs 種の権利は、創造主の物。世界は、食糧開発を競い合い、優れたものを共有しながら、分かち合うことが望ましい道。 共有すべき公益を、私的権利として縛ると多くの問題を発生させる。
農業競争力支援法
国が開発した新品種が海外流出しないように、種苗業者の保護という観点。
SDGsの観点から、種は皆のもの。 もともとの品種改良をする原点の種そのものを作り出すことのできるお方、つまり、創造主の物。 だから、創造主は、これらの地球の資源を生かすこと、分かち合うことに、活用することを望んでおられるので、自分の物、自分の権利にしてしまうことは、間違っている。 農の原点を忘れているから毒農業になりさがる。